SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字です。Googleの検索エンジンにサイトを最適化させ、検索結果でページやサイトを上位表示させることを指します。
SEOについての概要などはGoogle検索セントラルを確認する
Googleは、Google検索セントラルにGoogleの検索エンジンの仕組みや、サイトをGoogleの検索エンジンに最適化させるにはどういったことを行えば良いかといったことをまとめています。そのため、SEOについて学ぶにはまず「Google検索セントラル」を確認しましょう。下記リンクはGoogle検索セントラルのリンクです。
https://developers.google.com/search/?hl=JA
なぜGoogleなのか
インターネット上のページやサイトを検索する検索エンジンはGoogleだけではありません。Google以外の有名な検索エンジンとして、YahooやBingなどがあります。ではなぜ特にGoogleの検索エンジンを意識する必要があるのでしょうか。
Googleは検索エンジンのシェアの大部分を占める
以下は日本の検索エンジンのシェアです。
Source: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share
ご覧の通り、Googleが圧倒的に多く、次点のYahoo!を含めると、GoogleとYahoo!で検索エンジンのシェア全体の9割以上を占めていることになります。YahooはGoogleの検索エンジンを使用しているため、実質日本の検索エンジンはGoogleがほぼ独占していることになります。このように、日本国内でインターネットでウェブサイトの検索を行うときはほとんどの人がGoogleを使用していることから、検索エンジン対策をするということはGoogleの検索エンジンにサイトを最適化させる、ということを指します。
Google検索セントラルを確認したら
Googleは、Googleが特定のウェブサイトを優遇せず、公平にGoogle検索で上位表示される機会を作るためにGoogle検索セントラルを運用しています。そのため、Google検索セントラルはあくまでもGoogleがGoogleの検索結果を公平にするために必要最低限な情報しか公開していません。
では具体的にSEO対策を行うにはどうすればよいのか、ということについてまとめます。
実際にSEO対策を行い、「効果が出た」という報告を確認する
ブログを運用している人の中には、個人でSEO対策を行い、「具体的にこういうことを行ったらページが上位表示された」ということをまとめたブログを運用している人がいます。例えば、下記の記事は「SEO 対策 効果」と検索し、最も上に表示された記事です。
上記の記事は、個人ブログの記事ではありませんが、実際にSEO対策を行い、効果が出たものをピックアップして紹介しています。Google検索セントラルでは、あくまで検索エンジンを運営している立場のGoogleが公平性を期すために必要最低限の情報やヒントしか公開されていませんが、このように実際にSEO対策を行い、その上で効果が出た内容をまとめているブログはSEO対策を行う上でより重要な知識になります。
Googleが掲げる10の事実
SEOについて学ぶ前に、Googleが掲げる10の事実を確認します。Googleは創業時から10個の思想を掲げています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
Google が掲げる 10 の事実 – Google
Googleは上記のような思想を持つことから、Googleの検索エンジンも当然、上記の思想に影響を受けています。検索エンジンに最適化されたコンテンツを作成するために、上記の思想に則ったコンテンツの作成を意識しましょう。
その他Googleからの検索エンジンに最適化された記事作成に関する案内
Googleは以下の3つの記事にて検索エンジンに最適化された記事についての案内を行っています。これらを参考にサイトを検索エンジンに最適化された状態にしましょう。
WordPressでサイトを始める際にできるSEO対策
WordPressでサイトを作り始める際に推奨したいSEO対策は、ページの読み込み速度をなるべく最適な状態にするということです。特にページの読み込み速度はSEOにも影響を与えるとされており、ページの読み込み速度はレンタルサーバー依存であることが多いことから、WordPressでサイトを始める際にページの読み込み速度が速いレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
ページの読み込み速度がSEOに与える影響
Googleが掲げる10の事実のには以下の記述があります。
3. 遅いより速いほうがいい。
Google が掲げる 10 の事実 – Google
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。Google が新しいサービスをリリースするときには、常にスピードを念頭に置いています。モバイルアプリをリリースするときも、新時代のウェブにふさわしい高速ブラウザの Google Chrome をリリースするときも同じです。今後も、さらなるスピードアップを目指して努力を続けていきます。
この「遅いより速い方がいい」というのはデータでも表れていて、ページの読み込み速度の遅いサイトはGoogleの検索結果で上位表示されにくくなることがわかっています。以下の図は、ページの読み込み速度と直帰率(すぐにページを見るのをやめてしまう割合)の関係を表したものです。
ページの読み込み速度が速いレンタルサーバー
ページの読み込み速度はレンタルサーバーに依存します。具体的にはレンタルサーバーの「場所」「性能」「レンタルサーバーの通信回線の質」などがページの読み込み速度に影響を与えます。その他には、サイトそのもののデータの量や、ユーザーが使っている通信回線などもページの読み込み速度に影響を及ぼしますが、ユーザーの通信環境等はサイトの管理者がコントロールできるものではないため、SEO対策を行う際には考慮に入れる必要はありません。
WordPressでサイトを作成した際に最もページの読み込み速度が速いといわれているレンタルサーバーが「Kinsta」です。SEOを意識する際はKinstaのレンタルサーバーを検討しましょう。
まとめ
SEO対策についてまとめました。SEOについて学ぶには、まず、Google検索セントラルに必ず目を通しましょう。その後、SEOで効果が出ているということをまとめているブログ等を参照し、自身のサイトをGoogleの検索エンジンに最適な状態にしていきます。WordPressを始める際にできるSEOとしてはページの読み込み速度の速いレンタルサーバーを選ぶということです。Kinstaは数多くあるレンタルサーバーの中でもページの読み込み速度が速いということで知られているため、おすすめです。