クラウド技術に関する概要をまとめました。
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クラウドコンピューティングとは

クラウド コンピューティングとは、インターネット上のサービスとして、コンピューティング リソース(ストレージやインフラストラクチャなど)をオンデマンドで利用できる形式のことです。個人や企業が物理リソースを自己管理する必要がなくなり、使用した分に対してのみ支払いが発生します。
https://cloud.google.com/learn/what-is-cloud-computing?hl=ja
クラウドコンピューティングは、GoogleなどのIT企業が保有しているデータセンターのサーバーを部分的に使用することができるサービスです。サーバーを使った分だけ料金が課金されます。
クラウド技術の用途
クラウドの用途は以下のようなものがあります。
- WordPressのサイト運営
- データの保存
- データの共有
- 他
WordPressをクラウドで使用する

クラウドでWordPressで作成したサーバーをインターネットに公開すると以下のメリットがあります。
- サイトの運営に適したスペックのサーバーを利用できる
- 従量課金で料金が請求される
- 他
より詳細なWordPressをクラウド上で公開するメリットは以下です。
1. 高い可用性と信頼性
クラウド(例:AWS、GCP、Azure)を活用すると、障害時にも自動でフェイルオーバーが実行される仕組みが整っており、サーバーの稼働率(アップタイム)が非常に高くなります。
2. スケーラビリティ(拡張性)
アクセスが集中した際、自動でサーバーのリソースをスケールアウト・スケールアップできるため、大量アクセスにも柔軟に対応できます。特にECサイトやキャンペーンサイトでは重要です。
3. バックアップとリカバリが容易
クラウドではスナップショットや自動バックアップが簡単に設定でき、万一の障害時にも短時間で復旧できます。
4. グローバル展開が容易
世界中に分散したクラウドリージョンからコンテンツを配信可能で、CDN(Content Delivery Network)を活用すれば高速かつ安定したアクセスが実現します。
5. 柔軟な料金体系
使った分だけ課金される従量課金モデルや、予算に応じたリザーブドインスタンスなど、ニーズに合ったコスト最適化が可能です。
6. セキュリティの強化
WAF、DDoS対策、SSL証明書の自動化、IAM(アクセス制御)など、クラウドならではの高度なセキュリティ機能が利用可能です。
7. 自動化とDevOpsの導入
CI/CDパイプラインやIaC(Infrastructure as Code)によって、WordPressのデプロイや更新、インフラ管理を自動化できます。
クラウドは、大手IT企業のデータセンターのサーバーのリソースを部分的に間借りする形で使えるので、様々な機能を使用することができます。従量課金であるため、使い方によっては思っているより料金が発生するので、考慮が必要です。
データをクラウドで保存する

クラウド上にデータを保存すると以下のメリットがあります。
- ローカル(自分のパソコンやSSDなど)に保存するより安全にデータを保存できる
- データを保存するのに従量課金で料金が発生する
- データセンターにデータを保存するため雷などを考慮しなくてよい
- 他
クラウドでWordPressで作成したサイトを公開するには
クラウド上にWordPressで作成したサイトのデータを保存して、インターネット上にサイトを誰でも見られるように公開する方法をまとめました。
Google Cloudの利用

Google Cloudは、検索やYouTubeで知られるGoogle社が管理しているGoogleのデータセンターのサーバーの一部リソースを部分的に使うことができるサービスです。
Google Cloudを利用してWordPressサイトを運営するには専門的なクラウド技術の理解が必要になります。
Kinstaの利用

KinstaはGoogle CloudをWordPressサイトを運営するのに最適な状態にして管理してくれるサービスです。
Kinstaの提供するGoogle CloudはWordPressでのサイト運営に最適な状態になっていて、Kinstaからのサポートも充実しています。
AWSの利用

AWSは、世界・日本どちらでも最もユーザーのシェアの多いクラウドサービスです。
AWSはAmazon社が提供するクラウドサービスです。AWSでWordPressサイトを運営するにはGoogle Cloud同様にクラウド技術に関する専門的な知識が必要です。
AWS Lightsailsの利用
AWSはAWS Lightsailsというサービスを展開しています。通常、AWSは従量課金制のクラウド技術ですが、AWS Lightsailsは一カ月定額課金でAWSのリソースを使用することができます。
まとめ
クラウド技術を利用してWordPressサイトを運営すると、様々な技術的な恩恵を得ることができ、共有サーバーでサイトを管理するよりもSEOの観点からも適切な状態でサイト運営が可能です。
ただし、クラウドでのWordPressサイトの運営には専門的な技術が必要になるので、KinstaやAWS Lightsailsでの使用がおすすめです。