ドメインレジストラの概要まとめ - WIジャパン

ドメインレジストラの概要まとめ

ドメインは、サーバーのIPアドレスと任意の文字列を紐づける情報です。WordPressで作成したサイトをインターネット上に公開する際にドメインレジストラでドメインを登録してそれをレンタルサーバーに紐づけて使用します。

レンタルサーバーによっては、ドメインレジストラと同じサービスを提供していてドメインの登録とサーバーの契約を同じ会社のサービスで同時に管理できます。

Contents

ドメインとは

ドメインは、インターネット上の住所情報です。

ドメインとは、一言で言うと「インターネット上の住所」のことです。
Webサイトがどこにあるかを判別する情報として、Webサイトや個人のブログサイトの具体的な場所を示すために使用されます。

企業のWEBサイト、ホームページや個人のブログ等はインターネット上の「家」で、そのドメインが「住所」であるといったイメージをすると、よりわかりやすいかもしれません。

そのためにも、まずはお好きなドメインが取得できるか今すぐ検索する必要があります。

https://www.onamae.com/campaign/lp/customize-domain/012

ドメインはICANNによって管理されます。

設立目的

1998年10月、ドメイン名、IPアドレスなどのインターネット基盤資源を、世界規模で管理・調整するために設立された非営利公益法人である。主な業務は、ドメイン名、IPアドレス、プロトコル・ポート番号、ルート・サーバなどインターネットの基盤資源の世界規模での調整と、これらの技術的業務に関連する方針策定の調整である。

https://www.soumu.go.jp/g-ict/international_organization/icann/index.html

独自ドメインとは

独自ドメインとは、お名前ドットコムなどのドメインレジストラで登録できるユーザーが自由に決められる文字列のドメインのことです。

例えば、google.comや、当サイトではwebsite-industries.comがドメインに該当しますが、これらの文字列を自分の好きなように決めた文字列が独自ドメインです。

独自ドメインの取得は後述で紹介しているドメインレジストラから取得します。年間1000円程度で.comのドメインを取得することが可能です。

独自ドメインはウェブサイトとメールアドレスに使用できる

より詳しい話をすれば、ドメインはサーバー上のDocumentRootに対応した文字列でもあります。通常、サーバー上ではApache(アパッチ)などのミドルウェアがサーバー上で動作していて、「このフォルダ(ディレクトリ)内のファイルをユーザーに参照させる処理をする」といったことが決められています。

サーバーの処理・構造上の都合から、独自ドメインはウェブサイトにアクセスするための情報としての文字列として使われるだけでなく、メールアドレスの@以降の文字列としても使われます。

ドメインの決め方

ドメイン名を決める際は、短く覚えやすいものにするのがベストです。SEOの観点からもキーワードを含めることが推奨されます。ブランド名やサービス内容を的確に反映し、ユーザーが入力しやすいようにしましょう。

TLD(トップレベルドメイン)とは

TLDとは「.com」「.net」「.jp」などのドメイン名の末尾部分を指します。TLDにはSEOへの直接的な影響はありませんが、ユーザーの信頼度や地域性に影響を与える可能性があります。ビジネス目的なら「.com」、日本市場向けなら「.jp」が効果的です。

サブドメインとは

サブドメインとは「blog.example.com」のようにメインドメインの前に付加されるドメインのことです。SEOではサブドメインを利用すると、異なるコンテンツカテゴリーを明確に分けることができ、サイト構造の整理に役立ちます。

ドメインとSEO

ドメイン名はSEOにおいて重要な要素の一つです。キーワードを含むドメインは検索エンジンにコンテンツのテーマを示し、検索順位に影響を与える可能性があります。ただし過度なキーワード詰め込みは逆効果になるため注意が必要です。

ユーザーにとってわかりやすいドメインをサイトに設定する

サイト名を指定して検索されているサイトは、Googleの検索エンジンから評価されます。ドメイン名が特に意味のない文字列であるよりは、読者にとって意味があってわかりやすいドメインのほうがSEO で有利です。

日本語のドメインとSEO

日本語のドメインは、厳密には日本語の文字列のドメインとしては認識されないため、SEOで有利にならない場合があります。ただし、読者にサイト覚えてもらいやすいので、Googleの検索エンジンから機械的に評価はされなくても読者にとっては印象に残るサイトという意味でSEOに強くなる場合があります。

ドメインの維持にかかる費用

ドメインの維持費は.com、.jpなどのどのドメインを契約するのかにもよりますが、.comであれば年間1000円ほどで、.co.jpであれば年間5000円ほどが必要です。

.com、.jp、.netなど、ドメインの種類によって料金が異なる

ドメインを利用するために必要な料金は、どのドメインレジストラから登録するのかということと、.comや.jpなどどの種類のドメインを取得するかにも影響を受けます。

ドメインレジストラによっても料金が異なる

ドメインレジストラによって、ドメインの契約料金は異なるため、どのドメインレジストラからドメインを取得するのか検討しておくのがおすすめです。

レンタルサーバーとドメインレジストラ

レンタルサーバーはウェブサイトのデータを保管する場所、ドメインレジストラはドメイン名を取得・管理する企業です。多くのレンタルサーバーがドメイン取得サービスを提供していますが、別々の会社を利用することも可能です。

Kinstaとドメインレジストラ

Kinstaは高性能なWordPress専用ホスティングサービスですが、ドメイン登録は別途ドメインレジストラで行う必要があります。DNS設定を行えば、Squarespace Domainsやお名前.comなどの外部ドメインと簡単に連携可能です。

Kinstaはホスティングサービスを提供しているがドメインレジストラではない

Kinstaはサーバーとしてのサービスは提供しますが、お名前.comのようなドメインの契約できるサービスは展開していません。Kinstaのホスティングサービスにドメインを紐づけるにはドメインレジストラからドメインを契約してKinstaに紐づける必要があります。

エックスサーバーとドメインレジストラ

エックスサーバーは高速で安定したレンタルサーバーとして人気があり、ドメイン取得も可能です。同一企業で管理すると設定が簡単で管理も効率化されますが、別のレジストラから取得したドメインを利用することもできます。

エックスサーバーはエックスドメインでドメインを使うと管理が楽

エックスサーバー・エックスドメインはどちらも同じ会社が運営しているサービスです。同じ会社が管理しているサービスからドメインとサーバーを契約することで管理がしやすくなります。

ロリポップとドメインレジストラ

ロリポップは初心者にも扱いやすく低価格のサーバーサービスです。ムームードメインと同じ運営会社が運営しているため、ドメイン管理が容易になります。コストを抑えたい方におすすめです。

ロリポップはムームードメインでドメインを契約すると管理が楽

ロリポップの場合は、ムームードメインというサービスがロリポップと同じ会社によって運営されています。ロリポップでサーバーを運用する場合はムームードメインからドメインを契約してロリポップのサーバーと紐づけると管理が楽になります。

レンタルサーバーとドメインレジストラをそれぞれ別の会社のサービスで利用する

別の会社でサーバーとドメインを利用する場合、自由な選択肢が得られますが、設定や管理がやや複雑になる可能性があります。ただし、コスト効率やサービス品質でそれぞれベストな企業を選べるメリットがあります。

通常、サーバーとドメインレジストラは同じ会社がおすすめ

管理上の都合から、サーバーとドメインレジストラは同じ会社であったほうが設定や料金の支払い等で管理がしやすくなります。

サーバーとドメインレジストラで別の会社を使うメリット

ドメインレジストラの紹介

代表的なレジストラを紹介します。

お名前.com(おなまえどっとこむ)

お名前.comは日本最大級のドメインレジストラで、豊富なTLDを取り揃えています。管理画面が使いやすく、初心者にもおすすめのサービスです。

また、同社はレンタルサーバーサービスも提供しており、ドメインとサーバーを一元管理できます。これにより、初期設定やDNS設定が簡略化され、初心者にも扱いやすいのが特長です。

Squarespace Domains(旧Google Domains)

Squarespace Domainsは元Google Domainsであり、シンプルで直感的な管理画面が特徴です。信頼性が高く、セキュリティ機能も充実しています。

https://domains.squarespace.com/google-domains

エックスサーバードメイン

エックスサーバードメインは日本の国内シェアNo1のエックスサーバーが提供しているドメインを契約できるサービスです。

ムームードメイン

ロリポップを運営している会社が提供しているドメインレジストラです。

まとめ

ドメイン名はSEOにおいて重要な役割を果たします。目的に合わせて適切なドメインレジストラとレンタルサーバーを選択し、最適な運用環境を構築しましょう。