AWSはネットショップで知られるAmazonが提供する、クラウドコンピューティングサービスです。
AWSとは
AWSはAmazonが提供しているクラウドです。
Amazon Web Services (AWS) は、世界でも極めて包括的で、広く採用されているクラウドです。急成長しているスタートアップ、大手企業、主要な政府機関など、何百万ものお客様が AWS を利用して俊敏性を高め、コストを削減し、イノベーションを加速しています。

クラウドコンピューティングとは
クラウドコンピューティングは、大企業が使用しているデータセンターのサーバーの一部の機能を部分的に貸し出しているサービスです。
クラウドコンピューティングは、インターネット経由でクラウドサービスプラットフォームを通じてコンピューティング能力、データベース、ストレージ、アプリケーション、その他の IT リソースをオンデマンドでpay-as-you-go。何百万人ものモバイルユーザーに写真を共有するアプリケーションを実行している場合でも、ビジネスの重要な運用をサポートしている場合でも、クラウドサービスプラットフォームは柔軟で低コストの IT リソースへの迅速なアクセスを提供します。クラウドコンピューティングを使用すると、ハードウェアに多額の先行投資をしなくても、そのハードウェアの管理に多くの時間を費やすことができます。代わりに、最新の明るいアイデアを実現したり、IT 部門を運用したりするために必要なコンピューティングリソースの適切なタイプとサイズをプロビジョニングできます。必要な数のリソースにほぼ瞬時にアクセスでき、使用した分に対してのみ料金が発生します。
クラウドコンピューティングの料金
クラウドのサービスは、従量課金で請求されます。使ったら使った分だけが請求される仕組みです。
クラウドコンピューティングは、インターネット経由でサーバー、ストレージ、データベース、および幅広いアプリケーションサービスにアクセスする簡単な方法を提供します。Amazon Web Services などのクラウドサービスプラットフォームは、これらのアプリケーションサービスに必要なネットワーク接続ハードウェアを所有および維持し、ウェブアプリケーションを介して必要なものをプロビジョニングして使用します。
AWSの用語集
AWSの用語については以下のAWS公式ドキュメントを参照します。
AWSの参考資料
AWS Blackbeltと呼ばれる、AWSの仕様に関する資料を参照すると、AWSの仕組みについてより深く理解できます。資格の取得や、AWSの利用を検討している企業におすすめの資料になります。

AWSは何に使われているのか
なぜAWSが使われるのか
以下のAWS公式資料を基に、なぜAWSが使われるのかについて説明します。
初期費用がかからない
AWSでサーバーの運用を始めるのに、特に初期費用は必要ありません。自社でサーバーを用意する場合はサーバーを選んで購入し、サーバーをセットアップする必要がありますがAWSではあらかじめ決められたOSのテンプレートを選んでインスタンスを起動し、セットアップすればすぐにサーバーの運用を開始できます。
低価格でサーバーを運用できる
クラウドは、サーバーを使った分だけの従量課金での料金請求です。

どれだけの料金が必要かは以下のページから見積もりを計算することもできます。
また、AWSは常に効率的にサーバーを運用しているため、価格についても使いやすい価格が設定されます。
継続的な値下げによるお客様への還元
AWS では、定期的にコスト低下分をお客様に還元することで、サービスを開始してから 2023 年 3 月現在 129 回以上の値下げを実現しています。これにより、例えば保守費用の値上げなどが利用期間中に発生せず、逆にお客様が負担する IT コストの単価は低減し続けます。また、透明性のある価格設定、自動的な値下げにより、提供価格の比較や費用低減の交渉など不要でご利用いただけます。
豊富な機能
AWSは、単にWEBサイトを作るためのサーバーを提供するとか、データを保存しておくだけのサーバーを提供する、というものではなく、様々な用途でのサーバーの利用に対応します。

いろんな国で使える
AWSは、どこの国のサーバーを利用するかを選択することができます。WEBサイトのページの読み込み速度はサーバーの場所とユーザーの場所の距離が影響するので、可能な限りユーザーと同じ国のサーバーを使用する必要がありますが、AWSであればユーザーに最適な国を選んでサーバーを運用できます。
現在、 AWS では 200 を超えるサービスを提供しており、その 90%以上のサービス、機能は全世界のお客様からのリクエストをもとに実装されています。
AWS をご利用いただくことで、国や地域にかかわらず、常に最先端のテクノロジーをご利用いただくことができます。
また、CDNの使用も可能なため、高速なサービスの提供が可能です。
AWSから24時間365日サポートを受けられる
AWSは24時間365日サポートに対応しています。
24 時間365日* 日本語によるサポート
AWS サポートでは、ツールやテクノロジー、そしてプログラムなどを組み合わせて、お客様がパフォーマンス最適化、コスト削減、イノベーションの推進をする際のサポートを提供しています。このサービスでは、お客様のクラウドにおける事業の迅速化を支援することで、お客様の時間を削減しコアビジネスに集中できるようにします。
AWSのサポートの詳細は以下のページから確認ができます。

サポートの範囲は以下です。
AWS サポートの範囲
その各レベルにおいて AWS テクニカルサポートでは、AWS の製品やサービスの開発と実稼働時の問題をカバーするのに加えて、他の主要スタックコンポーネントについてもサポートしています。AWS のサービスや機能の「ハウツー」に関する質問
クラウドで、アプリケーションの統合、デプロイ、そして管理を成功させるためのベストプラクティス
API と AWS SDK の問題のトラブルシューティング
AWS のリソースに関する操作または体系の問題のトラブルシューティング
AWS マネジメントコンソールや他の AWS ツールの問題
EC2 ヘルスチェックで検出された問題
多数のサードパーティ製アプリケーション(例: OS、ウェブサーバー、E メール、VPN、データベース、ストレージ構成)
なお、以下の内容はサポートされません。
AWS サポート には、以下のものは含まれません。
コードの開発
カスタムソフトウェアのデバッグ
システム管理タスクの実行
データベースクエリのチューニング
クロスアカウントでのサポート(詳細はAWS サポートに関するよくある質問を参照)
なぜAWSが使われるかというと、低価格で豊富な機能、充実したサポート受けられるから
AWSの資料から、AWSが使われる理由をまとめると、AWSは低価格で安定して使用することができるサーバーを提供し、様々な機能にも対応しているうえに、AWSからのサポートを受けることもできるため、多くの企業で使われていることがわかります。
AWSは日本国内で最もシェアが多い
2025年8月現在、AWSは日本でクラウドサービスの中で最もシェアの多いサービスになっています。
AWSを実際に使ってみる
AWSは個人でも使うことができます。AWSにアカウントを登録して、EC2にAmazon Linuxを立てて実際にAWSを使ってみることができます。
AWSの認定資格について
AWSは、AWSを使うことができる技術を証明する資格を提供しています。
AWSの認定資格は技術分野と難易度で分類がわけられています。AWS認定資格に関しては以下の記事で詳細をまとめています。