IT関係のエンジニアが特定の資格を保有する有用性についてまとめました。
ITエンジニアに関係する資格
ITエンジニアに関連する代表的な資格は以下です。
- CCNA / CCNP
- LPIC / LinuC
- Oracle 認定資格
- JAVA認定
- AWS認定
- GCP認定
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 各種高度技術者試験(ネットワークスペシャリストなど)
資格を取得する用途
資格を持っていると、特定の業務に関するスキルがあることを証明できます。例えばCCNAであればネットワークに関する資格で、CISCOのネットワーク機器に関する業務を問題なくこなせる技術力を証明できます。
また、資格試験は業務で必要なスキルセットを手に入れることができるので、スキルの証明を行うというのもそうですが、逆に資格の学習を通して業務に必要なスキルセットを手にすることも可能です。例えば、Oracleのデータベースに関係する業務を行いたい、スキルを身に付けたい場合、Oracle認定資格の学習をすれば問題ありません。
社内外問わず、ITエンジニア人材市場で優位な立場を取れる
IT資格は、ベンダー資格であればそのベンダーが売っている製品に関するスキルが保証されるなど、自分の所属している社内での評価を得られることもさることながら、社外の転職エージェントからも高い評価を受けることができ、社内外を問わずITの人材市場で優位な立場を取ることができるという特性があります。
すでにエンジニアであれば現在の業務に関する資格を
例えば、ネットワークエンジニアとしてすでに稼働している場合はCCNPやネットワークスペシャリストの取得を目指しましょう。
OSチームであればLPIC、LinuC、DBチームであればOracle認定資格の取得を目指すのがおすすめです。
これからエンジニアになりたい場合は専門にしたい分野の資格を
ITエンジニアは技術力がある人材が売り手市場というのが現状です。専門としたい分野が決まっていれば、その分野の資格を取得しておきましょう。確実にアピールになります。未経験でエンジニアを希望している場合、まずは下流工程の業務から始めていくことになる場合が殆どですが、資格を持っている場合は上流工程にアサインしやすくなります。
人材を評価する視点で考える
どういう人をより高いポジションに就かせるかや、どのように人材を評価するかを考えた際に、ITの資格を保有しているかということは確実な実力を評価する指標になります。
ITの資格を保有していない場合、その人材にスキルがあるのかが分からず、履歴書・業務経歴書、面接や簡単な試験だけで人材の判断をしなくてはなりません。ITの資格を持っていれば、人事側としても人材の判断がしやすくなります。
IT資格の受験料は会社負担である場合がほとんど
エンジニアの派遣会社で資格の受験料が会社負担ではないことはまずないと思います。基本的にIT資格の受験料は会社負担となります。就職や転職前に資格を取得した場合には受験料が会社負担にはならないと思われますが、会社によっては就職後に受験料を建て替えてくれる可能性もあるので、気になる場合は面接や面接合格後に確認してみましょう。
もし最初の受験料が自己負担だったとしても、更新時には会社負担にできるので、エンジニアになってIT資格を取得したいのに金銭的に困る、ということは基本的には起こり得ないと思います。
まとめ
エンジニア未経験で新たにエンジニアになりたい場合、エンジニアとして就職してまだスキルがない場合など、IT資格は可能なら取得しておきましょう。