LinuCレベル3 304についての試験概要と勉強方法をまとめました
LinuCレベル3 304試験とは
LinuCレベル3 304試験は仮想化システム(仮想環境)や高可用性システムに関する技術力を証明する資格です。
LinuCレベル3 304の試験範囲
LinuCレベル3 304試験の試験範囲は以下です。
主題330:仮想化
- 330.1仮想化の概念と理論
- 330.2Xen
- 330.3KVM
- 330.4その他の仮想化ソリューション
- 330.5Libvirt と関連ツール
- 330.6クラウド関連ツール
主題334:高可用クラスタ管理
- 334.1高可用性の概念と理論
- 334.2ロードバランスクラスタ
- 334.3フェイルオーバークラスタ
- 334.4エンタープライズ Linux ディストリビューションにおける高可用性
主題335:高可用クラスタストレージ
- 335.1DRBD / cLVM
- 335.2クラスタファイルシステム
仮想化に関する概念やXen、KVMを使用した仮想環境の構築についてなどが出題されます。
可用性に関してはロードバランシングや、フェイルオーバーについての学習が必要です。
LinuCレベル3 304試験の勉強方法
LPI-Japanに掲載されている公認の教材を使用して学習しましょう。
LPI-Japan公式サイトの例題と解説にもしっかり目を通します。
実際に仮想環境、高可能性環境を構築しておくのもやっておきましょう。
LinuCレベル3 304試験に合格したら
LinuCレベル1, 2認定を受けている状態でレベル3 304に合格したら、LinuCレベル3認定を受けることができます。
LinuCレベル3 300, 303, 304の各試験に合格した後の有効期限はそれぞれ独立で、304試験に合格しても300, 303の有効期限は延長されません。LinuCレベル1, 2認定についてはLinuCレベル3 304試験に合格すれば合格と同じタイミングで認定の有効期限が延長されます。
まとめ
仮想環境と可用性について学べる、LinuCレベル3 304試験についての概要と勉強方法をまとめました。
仮想環境は多くの現場で採用されている技術なので、サーバーエンジニアとして稼働する場合は確実に押さえておきたい分野だと言えます。仮想環境と併せて、高可用性を実現する構築作業を行うため、仮想環境、高可用性を本試験を通して学ぶのはエンジニアにとって大きなスキルアップになります。
また、仮想環境、可用性についてはネットワークスペシャリストでも出題のある分野なので、ネットワークスペシャリストの学習負荷が減ることにもなります。
現役のインフラエンジニア、これからインフラエンジニアになりたい人はぜひ本資格を取得しましょう。