ネットワークスペシャリストの午後1、午後2試験の概要をまとめました。
参考:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/nw.html
午後1試験の概要
午後1試験の概要は以下です。
試験時間 | 12:30~14:00(90分) |
出題形式 | 記述式 |
出題数・解答数 | 出題数:3問 解答数:2問 |
午後1試験は90分以内に3問から2問選択して回答する記述式の試験です。
午後2試験の概要
午後1試験の概要は以下です。
試験時間 | 14:30~16:30(120分) |
出題形式 | 記述式 |
出題数・解答数 | 出題数:2問 解答数:1問 |
午後2試験は120分以内に2問から1問選択して回答する記述式の試験です。
午後試験対策
午後2試験は特に、最終的には1問に選択を絞るわけですが、これはドメイン、ルーティング、セキュリティなどの分野を一つに絞って回答することを意味します。出題数=出題される専門分野数です。
可能な限り、ネットワークに関する技術に詳しくなっておき、どの分野から出題されても問題なく技術試験で回答ができる状態にしておけば問題なく突破可能な試験です。
午後試験対策本
以下の対策本は、前半は午前2試験対策となる単語の解説を行っており、後半部分で午後試験の対策ができる構成になっています。基礎的な知識を身に着けるためにも、まずは以下の対策本の前半から取り組んでおくのがおすすめです。
以下の対策本は上記の対策本より、詳しく文章でネットワークの技術を解説している書籍になります。セキュリティやネットワークに関して、本番の試験のように図を用いて解説してあるため、こちらの対策本に書いてあることがすべて理解できればネットワークスペシャリストに不合格にはならないと思います。
ただし、技術的に理解が難しい部分に関して、素人でもわかりやすく記載があるかというとそうではなくて、ある程度技術的な理解のできる人に向けた記載方法に見えるため、基本的にはネットワークに関して基礎的な素養がある人、もしくは基礎的な技術を理解した人におすすめの本です。最新の令和7年版
「マスタリングTCP/IP―入門編―」はネットワークの技術書では名著といわれてる書籍です。入門編との記載がありますが、記載されている内容はかなりネットワークの技術に関して具体的な内容です。ネットワークをより深く理解するためにぜひ一通り目を通しておきたい1冊です。
「ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識」、こちらもネットワークエンジニアには有名な書籍です。上記で紹介した3書籍よりも最も初心者向けで分かりやすくネットワークの技術がまとめられています。ネットワークの初学者、CCNAも合格していない、などのケースではこちらの書籍から学習していくことがおすすめです。
午後試験の過去問に取り組む
過去問を詳しく解説している書籍もあります。過去問1年分に取り組んでも、対策としては効果がそれほど見込めるとはいえないため、複数の過去問とその解説がかかれた本を購入することになります。
ただし、ネットワークスペシャリストの過去問とその答えは、IPA公式サイトで無償で公開されているため、対策本やインターネットで調べた限りで技術的な理解がしっかりできていれば、過去問解説本を購入する必要はないと思います。
以下から、過去問を見たい該当年度をクリックして、ネットワークスペシャリストの過去問とその答えをPDF形式で入手できます。
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詳しい解説は載っていないので、自身で技術的なことを調べてまとめておくと知識が深まることと思います。