本記事ではRed Hat Enterprise Linux9.5での操作例を載せています。
他のディストリビューションでは異なる可能性があります。
以下の記事を参考にしています。
12.4. システムのシャットダウン、サスペンド、およびハイバネート | Red Hat Product Documentation
12.4. システムのシャットダウン、サスペンド、およびハイバネート | Red Hat Documentation
shutdown -r
本コマンド実行後の60秒後に再起動される。
shutdown -r now
本コマンドの実行後にすぐに再起動が実施されます。
reboot
コマンド実行後即時に再起動が実行される。
shutdown -r と rebootの違い
shutdown -r、rebootどちらもコマンド実行後に他にログインしているユーザーがいると以下のようなメッセージが表示されます(RHEL9.5)。
[root@RHEL95 ~]#
Broadcast message from root@RHEL95 on pts/0 (Tue 2025-04-29 18:05:14 JST):
The system will reboot now!
なお、このメッセージは–no-wallオプションで表示しないようにできます。
注記
デフォルトでは、このコマンドを使用すると、
systemd
が現在システムにログインしているすべてのユーザーに情報メッセージを送信します。systemd
がこのメッセージを送信しないようにするには、--no-wall
オプションを指定してこのコマンドを実行します。
rebootコマンドはすぐにシャットダウンできる
shutdown -rはnowをつけないとすぐにはシャットダウンされませんが、rebootコマンドは実行とともに再起動が実施される違いがあります。
基本的にはどちらもOSの再起動コマンド
細かい違いはありますが、どちらのコマンドもOSを再起動するコマンドです。