WIXは便利だがSEOには弱い、SEOならWordPressがおすすめ

Wixはイスラエルの企業が運営している、ホームページ制作・管理ツールです。ドラッグアンドドロップで簡単にホームページを制作できるという特徴があります。

https://ja.wix.com

WixはSEOに弱い

SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字で、作成したサイトを検索エンジンに最適化させ、Googleなどの検索エンジンの検索結果から読者の流入を狙う対策のことです。

WixがSEOに弱いのは、Wixは動的(簡単にマウスの操作だけでサイトを作れる)なので、どうしてもページ数が10ページを超えたあたりからページの読み込み速度が遅くなり、検索エンジンに最適化していない状態になります。

ページの読み込み速度とSEO

まず、WixがなぜSEOに弱いのかを理解するために、以下のGoogleが公開しているグラフを見てほしい。以下のグラフはページの読み込み時間が長ければ長いほど、ユーザーがページを閉じてしまうことを示したグラフである。

https://www.thinkwithgoogle.com/intl/en-emea/marketing-strategies/app-and-mobile/find-out-how-you-stack-new-industry-benchmarks-mobile-page-speed

Wixはページ数が増えるとページの読み込みや編集がしにくくなる

Wixはサイト上のページ数が多くなったり、コンテンツの容量が増えると、編集がしにくくなります。また、サイト全体のページの読み込み速度も遅くなり、SEOに強いとは言いにくいです。

SEOの基本は記事数を増やすこと

SEO対策をする以前に、そもそもブログの記事数がある程度なければ、読者にとって最適なコンテンツを届けられません。SEO対策の始まりはそもそも記事数を増やすところから、という考え方から、Wixでの検索エンジン対策をしたサイト運営はそもそもあまり適切だとは言い難いのが実態です。

ただし、指名検索には強い

たとえば当サイトはWIジャパンですが、WIジャパンという固有名詞を検索するなど、特定の固有名詞でサイトが検索される「指名検索」にはWixは強い構造になっています。

Wixは便利だということは間違いない

Wixは、簡単にマウス操作だけでホームページの制作ができるので、便利なツールだということは間違いがありません。

例えば、名刺程度のホームページが欲しい場合や、それほど情報量の多くないホームページを作りたい場合はWixを使用するという選択がおすすめです。

小規模な名詞程度のサイトにWixは最適

Wixを使って届けたい情報をまとめてインターネット上に公開して名詞としてホームページを運用したい場合はWixは簡単にサイトの制作管理ができるため最適なツールだと言えます。

指名検索を前提として使用する

前述の通り、記事を大量に投稿して読者に最適なコンテンツを提供するよりも、最低限どうしても発信したい内容をまとめて、サイトが指名検索されることを前提としてWixを運用するのであれば、とても適したツールとしてWixを使用できます。

WordPressに移行した場合の費用は年間1万円程度

Wixは、プランを契約することでホームページを広告なしで公開することができます。

WordPressの場合はレンタルサーバーとドメインを契約してサイトの運用を行います。

レンタルサーバー代は年間数千円~、ドメインも年間1,000円程度で始めることができます。

WordPressであれば記事数が増えてもサイトが重くならない

WordPressには「投稿」と呼ばれる記事を投稿する機能があり、この「投稿」機能は大量に記事が作成されることを前提としているため、たとえ記事数が100記事、1000記事と増えても、サイト全体の処理が重くなることはありません。

WordPressは静的なサイトというよりは、どちらかといえばphpを使ってリアルタイムでデータベースを更新する形の動的なサイトではありますが、常にマウスの位置情報を読み取って、ドラッグアンドドロップに対応する形になっているWixよりは処理が重くありません。

このことがWordPressがWixよりもSEOに優れていると言える点です。

WordPressはSEOツール、SEOに関する情報が豊富

WordPressは、記事数を増やすことを前提としてサイトを運営できるため、多くの情報にインターネット上で触れることができます。また、WordPressはプラグインと呼ばれるものをWordPressにインストールして使いますが、SEO対策に関連するプラグインも充実しているため、WordPressはSEOに関する点ではツール面、情報面等様々な点で優れています。

まとめ

Wixは名刺程度のサイトとして、指名検索をされることを前提とするのであれば、とても便利で発信しいやすいツールだと言えます。ページ数を増やさずに、今あるページを都度更新することでユーザーに情報を発信すれば、処理もそれほど重くはなりません。

対するWordPressは記事数が多くとも処理が重くならないため、検索エンジンに最適化したコンテンツを発信するのに適しているツールです。